東京西支部 交流試合 (型の部)


     
2006.3/5(日)に型の部の交流試合が行われました。今回は、武蔵野市で直轄道場をされる杉原先生にも副審をして頂きながら約160名の選手が、普段の稽古の成果を発揮していました。

(師範のコメント)
長時間の試合、大変お疲れ様でした。約160名の選手が参加し、敗者復活戦があるため、310試合を行うことになり、、朝9時30分から夕方6時まで、本当に長い間、みんな頑張ったと思います。御父兄の皆様も長時間の観戦を御辛抱頂きましてありがとうございました。
この東京西支部の内部試合(組手の部、型の部共に)は、勝負の厳しさを学ぶだけではなく、試合全体を稽古の一環として捉えています。ですから勝負は1回きりのものですが、稽古として考えているため、1回目の敗因を良く考えて、もう1度頑張れる敗者復活戦を行っています。実際この敗者復活戦のおかげで、何試合も体験することができ(最低2試合)、いつも負けてばかりの子が、何勝かすることができたり、入賞できたりして自信を持てるようになってプラスな事ばかりです。唯一のマイナスは2倍の試合数になるため、時間がかかりすぎて長時間になってしまうことが難点です。どれだけ時間がかかろうと稽古生の成長が第一ですので、敗者復活戦は、今後もずっと続けていきます。ですが、一般部スタッフ、観戦されている御父兄の負担を考えますと、時間のことも当然気にしなければいけませんので、今年秋の組手の部からは、半分以上の試合は、2面で行うことを検討中です。2面、3面で行うと別の問題が出てきますが、試行錯誤しながらやっていきたいと思います。敗者復活戦がある内部試合で大いに勉強し、成長してから外部の大きな試合に挑戦して、1回きりで2度目はない厳しい真剣勝負で更に成長して欲しいと思います。それから自分の試合、食事、トイレの時以外は、試合のコートの横で、座って他の試合を観戦、応援(試合後の拍手を含む)させるのも、他の選手を見て勉強するという以外に、自分のことだけを考えればいいのではなく、他の選手の試合中にはみんなに頑張って欲しい、試合後は、頑張った選手に敬意の伴った労わりの気持ちを持ってもらうためです(頑張っているのは自分自身だけではありませんから)。初めは、全て、強制でやらされますが、それらが全部相手を気遣う気持ちを養うためなんだと気付き、自然にできるようになって欲しいです。そういった全てのことが稽古の一環として成り立っている東京西支部の交流試合ですが、全体的に本当に長時間、座ったままでよく辛抱、我慢できていたと思います。今回の一番の収穫はこれだったと思います。長時間頑張れたことに自信を持って、日常生活、勉強、仕事に役立てて欲しいです。
さて、試合内容ですが、技術レベルは、中、上級は横這いで余り上達していませんでした。次のステップアップのための力を蓄える時期なのでしょう。初級、一般は、これまで中々活躍できなかった選手がかなり成長しており、"継続は力なり"を実証した形になりました。 今回の試合で再認識したことは、いつも私が"型は組手のためにあるんだ"とみんなに言っていることを忘れず、型稽古をやれば、いつの間にか、突き、蹴りが強くなり、受けもしっかりして、組手も気付かないうちに強くなっている。そして、組手がそこそこできるようになり自信が付くとたくさんの組手をやれるようになり、心も技術もレベルアップして、型競技でも更に組手をやる意識で型ができるという、相乗効果が本当に期待できるということです(型は組手のためにあることを心身で理解しないで、型競技に集中すると効果は期待できません。型は型のためにあるのではなく、組手のためにあり、競技ではなく、型を空手武術全体として捉えなくてはいけません)。
ですから、組手が嫌いで、絶対出たくないと組手の試合を嫌がっていた子も、型の試合は痛くないからと半強制的に参加させ続けていると、少しずつ自信がつき、組手の試合にも出るようになっています。今回も得ることが多かった交流試合ですが、次は稽古生のみんなにとって耳が痛くなる反省点です。一番の反省点は、まだ、形式的な挨拶、感謝の表現しかできないということです。これは、交流試合を始めて5年間毎回思っていたことです。いつも礼儀、挨拶などで厳しく注意しているので、いつか応用して自然に出るようになると思って待っていましたが、5年という節目が来てしまいましたので、仕方なく書きます。それは、試合後の挨拶のことです。稽古後に先生、先輩、仲間に感謝の気持ちで"押忍、ありがとうございました"と言いますが、試合後にもそれを自然に各自で言うことができません。覚えている方もいると思いますが、一度だけ、気付いてもらうために稽古と同じように"正面に礼!、お互いに礼!"とやりましたが、形式的なものだけで覚えているので、次の回には号令が無いので、できていませんでした。もちろん私が言っているのは形式的な"正面に礼!お互いに礼!"ができないと形の事を言っているのではありません。試合が終わると帰る事ばかり考えて試合終了後に審判やスタッフの一般部の方々に"ありがとうございました"と言っている稽古生がほとんどいないのです。私のところには全体の一割くらいの稽古生が挨拶に来ますが、ほとんどが入賞してトロフィー、盾をもらった人ばかりです。今年入賞したけど、翌年入賞しなければ、何も言って来ない人ばかりです。お礼を言ったり、感謝の気持ちを持つのは、形のあるものを手に入れたときだけなのでしょうか。本来なら、こういったことは、"私にお礼を言ってこない"という、傲慢な話になってしまうので、私が言ってはいけない恥ずかしいことなのですが、私に言ってこなくても構いませんが、試合を支えてくださった、審判、スタッフに感謝の気持ちをもてないようでは絶対にまずいので、こうして書いています。
稽古生のみんなが、普段の稽古の発表の場としての試合という場を支えてくださっているのは、審判、スタッフの皆さんです。それにそろそろ気付いて、"押忍、ありがとうございました"と大きな声で元気に言ってほしいと思います(試合会場は体育館を使用していますので当然職員の方々にもお礼を言わなくてはいけません)。トロフィー、盾などをもらって形あるものを手にしたときだけ感謝の気持ちが湧くのではなく、形は無いけれど、試合に参加して得られた、一番大切な精神面でのプラスに気付いて、入賞できなくても、審判、スタッフの方々に感謝の気持ちが出てくるみなさんになって欲しいです。入賞できなかった時にこそしっかりとしたお礼が言える人が本物です。
他支部の大会に参加させて頂くのであれば、なおさら、その支部の先生、スタッフに感謝の気持ちを持たなくてはいけません。 一番大切なのは、形あるものをたくさん集めるのではなく、心に精神的な財産を蓄え、人間としての器を大きくすることです。空手の世界に限るのではなく、家では家族、学校では先生や友達など、自分以外の周りの人達から頂いている、形あるもの以外のプラスに気付き感謝の気持ちを持って欲しいです。もちろん、何人かは、入賞するしないにかかわらず、挨拶に来てくれる選手もいます。しかし圧倒的に少ないですし、審判、スタッフの方々には余り言っていません。5年間、自然に気付いてくれるのを待っていましたが、無理でしたので、今後は、言われて頭で気づくというきっかけで構いませんから、心の奥まで気付けるように努力して欲しいと思います。そして更に大切なことですが、少年部の皆さんを一番支えてくださるお父さん、お母さんに、勝ち負けに関係なく、試合後、"ありがとう"とお礼が言えた子は何人いたでしょうか。みんなが空手をがんばれるのは、みんなの生活を支えている御両親、兄弟など御家族のおかげであることを忘れてはいけません。言葉で表現できれば一番いいですが、恥ずかしくて言えない子は、心の中で感謝の気持ちを強く持つようにしてください。一般部の方々も、ご主人、奥様、お子さんなど、普段空手をやることを支えてくださる方々への感謝の気持ちを、強制されるのではなく、自然と持てるようになりたいものです。そして最終的には、良いことがあっても悪いことがあっても、自分以外の方々に感謝できるようになれたら一番です(特に、日常生活の中でいつも気付きにくい裏方で支えて下さる方々への感謝は絶対忘れてはいけません)。いつも道場訓の後に読んでいる"極真精神"の"孝を原点として他を益する"を常に実践できるようにしたいですね。(もちろん、未熟な私自身も、みなさんに負けないように頑張って精進します)。そしていつも言っていますが、勝ったときより、負けたときのほうが反省点に気付きやすいので成長しやすいですから、勝った人は油断せず、負けた人はたくさんの成長できるチャンスをつかんだと考えて努力してください。
それから運営上の反省点です。相変わらず、一般部スタッフがボケまくり、前回と同じような失敗をして、選手に迷惑をかけてしまいました。人間ですから当然失敗はありますので、そのこと自体はまだいいのですが、9人のスタッフがいたのに一人ひとりが責任をもってやっていないため、一人もミスに気付きませんでした。相変わらず、全体が観えていないからです(そして相変わらずボケっとしていて返事も小さい。あれではいい仕事が出来るわけがありません)。いったいいつになったら、しっかりできるのでしょうか?次回に期待したいと思います(次回失敗したら全員白帯を締めなおす覚悟で頑張って欲しいです)。しかし東京西支部の一般部の方々は、ボケまくりが得意技(笑)ですが、純粋で、まじめな方が多く、行事は奉仕の精神で頑張ってくださる方ばかりですので本当に感謝しています、ありがとうございます。
今回もプラス点、反省点がたくさんあった交流試合ですが人生を生き抜いて行く上での大きなプラスにするためにも、仕事、勉強、空手をこれからも頑張って頂きたいです。
長時間の中、選手、審判、スタッフのみなさん大変お疲れ様でした。そして、ご観戦して頂いた御父兄の皆様ありがとうございました。
押忍

入賞者
(下の階級をクリック)
少年初級Aの部(11/23入力) 少年初級Bの部(5/21入力)
少年中級の部(5/22入力) 一般の部(5/28入力)
敢闘賞・特別賞(5/21入力)




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