馬場裕子





 私が空手を始めたきっかけは、友達の子供がやっていたからです。極真カラテという言葉は知っていましたが、全く私の知らない世界でした。もともとスポーツは好きで色々とやりましたが、空手と接する機会はありませんでした。いざ始めてみると稽古も見よう見まねで ついていくという感じで何が何だかわからない状態が何ヶ月か続きました。
 そのうち少しずつではありますが、見よう見まねの状態から、かろうじて自ら稽古している状態になりました。ですから私の白帯の期間はかなり長かったです。
 そして初めての昇級審査を受けたわけなんですが、昇級審査をなめていたといいますか、とても厳しいものでびっくりしました。
10級になると気持ちも多少変化がありました。稽古に対する気持ちが白帯のときとは違い、前はとにかく覚えて、周りばかりを見て稽古していましたが、10級になると稽古の意味や、一つ一つの動作の意味を考えるようになりました。その頃ぐらいから師範がおっしゃっている 言葉の意味が理解できるようになってきました。
 今度は9級の昇級審査になるわけですが、二回目という事で、かなり覚悟していったので、なんとか乗り切りました。9級になると覚える事でいっぱいで、頭の弱い私には大変です。今だにわからなくなります。
 現在は空手を始めて一年と三ヶ月が過ぎました。週一回の稽古ではありますが、とても充実しています。武道の世界は初めての経験ですが、空手に出会えてとてもよかったと思います。今は強くなりたいという一心で、空手を学んでいます。目標ではありますが、いつかは大会に出ることを夢見て、日々の稽古に精進していきたいです。
 しかし、私も三十才でして、旦那もいるので「早く子供を」という旦那を説得しながらの空手です。もっと早く空手に出会えていればと、悔やむ毎日です。空手ができるのもあと何年かわかりませんが、今を大切に稽古をがんばりたいです。




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