いつも、お世話になっています。
息子二人が、東京西支部に入会して、三年五ヶ月が過ぎました。長男の京一朗が、小学校二年生の頃に「空手を習いたい。」と、言い出しました。でも、母親の私は送り迎えが大変だと思い、聞き流していたのですが、一年間ほど言われつづけ、そんなにやってみたいのなら、少し考えてみようかなどと、悠長に構えていました。
主人は、空手を習うのなら極真しかないとずっと言っていたので、私も極真空手を指導している場所を探そうかと思っていた矢先、本当にタイミングよくポストに東京西支部のチラシが入っていたのです。
兄が行くのなら、弟の啓亮もやってみたいというので、迷いもなく入会するつもりで二人を福生市民体育館での稽古で、体験させて頂きました。ちょうど同じように考えていた友人の子供さんと一緒に行きました。息子達は、すっかりその気になり、私も主人もとにかく厳しい所がいいと思っていたので、師範の指導されている稽古を見学し、「ここがいいな。」と、感じました。
最初は週一回の稽古から始め、青帯になってから週二回コースに変更しました。
稽古はもちろん、昇級審査も級が上がる程に、とても厳しい支部だと思います。審査を受けても、中々新しい帯がもらえず、「今日こそもらえるのか?いや、無理かもしれない」と思いながら、いつも昇級を待っています。
でも、やはり師範はよく見極めていて、新しい帯を締められる時期を見計らっているのだと感じています。親から見ていても、その新しい帯に少しでも恥じないような型や練習ができてきた頃に、進級できているのではないかと思います。
稽古に行きたくないとか、やめたい等、子供に泣かれて無理やり連れて行った時期も、ありましたが、今は、落ち着いています。まだまだ先は長く、例え週一回しか練習できない時があっても、本人達がやりたいと言い出した空手です。何より大切なのは続けることだと思っています。極真空手だからといって、組手だけ強ければ良い訳でも、型だけ上手でいい訳ではありません。道場では師範から、空手以外にも色々な教えを受けています。礼儀正しく挨拶が出来、先輩後輩の上下関係の大切さ、親や学校の先生の言う事を良く聞き、理解する事等々、たくさんありますが、それらは全て道場訓に凝縮されているように思うのです。
よく家では、稽古に行くとき、「心身共に練磨されて来い!」と、言っているのですが、その短い言葉の中には、とても深い意味が込められていると思っています。けれど、子供に言いながら、自分はどうなのだろうと時々、考えてしまう事もあります。完璧な人間などいないのだし、私は子供と一緒に成長していけばいいのだと思っています。
それから家で良く話す事ですが、「師範は三百六十度、前にも後ろにも横にも、目があるんだね。」などと、親子でありえないそんな話を、真剣に話します。稽古を見ていれば皆納得している事だと思いますが、前を向いているのに何故、後や横で稽古している子供達の動きが視界に入るのか、とても不思議ですが…。指導者として師範は、本当に全員を良く見ています。年月が経つにつれ、益々ここに子供達を入れて本当に良かったと、夫婦共々、共感しています。
家は、あきる野市の田舎に住んでいるので、立川方面の稽古や、合同稽古は、連れて行くのは正直言って大変ですが、もっと遠くから通っている方もいらっしゃいます。子供が行きたいと言う限り、空手を続けるためにも絶対に、連れて行ってあげたいと思います。
稽古を待っているちょっとした合間に、他の父兄の方々からアドバイスを頂いたり、冗談交じりの会話を交わしたり、子供同士はもちろん、親同士も友達が増えた事は嬉しい事です。合同稽古や、合宿は、皆さんそうだと思いますが、よほどの理由や用事がない限り、優先して行くようにしています。いろいろな先輩後輩達に囲まれて、みっちり練習が出来るのは、とても勉強になります。組手を見る時は、いつもそうですが、見ているこちらの方まで、体が熱くなってしまいます。子供が憧れたり、お手本にしたい先輩はたくさんいるようです。
家は前回の審査で、二人落ちてしまいましたが、次回こそは昇級できるよう、頑張って欲しいと思っています。
同じ兄弟でも、気合の入り方は全然違います。弟の方は、去年の夏、全日本ジュニアに出場できなかった事を、とても悔しく思い、突然、火が付いたように稽古に行きたがり、まだその火は、消えていないようです。このまま「空手が大好きだよ。」という気持ちが、長く長く続いてほしいと願っています。
兄の方は、空手をやりたいと言い出した割に、今は低迷状態です。この四月から中学生になり、部活を頑張りたいと意気込んでいますが、空手の方も、もう少し気合を入れて欲しいと、言い聞かせているところです。
極真は厳しく、組手は痛いのは私も理解しているつもりですが、男の子だからこそ、相手を殴る痛み、そして殴られる痛みを解かって欲しいと思っています。
道場訓は、家の子供にとって、今は難しい言葉で理解できていないと思いますが、これから大人になって行く中で、きちんと学んでいって欲しいと、心から願っています。
最後になってしまいましたが、師範をはじめ、ウルリカ先生、稲冨先輩、諸先輩方、これからもどうぞ宜しくお願い致します。
平成十七年四月十四日
木村弘美
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