私達夫婦が子供たちに空手を習わさせたのにはいくつかの理由がありました。私は、幼い時から家の近くの極真道場に通いたいと思っていましたが、夢叶わず子供が
生まれたら是非習ってもらいたいと思っていました。他には今の子供は、年上年下の上下関係やあいさつなどが、できないと、自分の子を含め思っていたので礼儀や
声が大きく出せるようになると思い友達の紹介で入門させて頂く事になりました。幸い2人ともがんばってみると言ってくれたので良かったです。しかし最初の内は、
二人共師範の声にびっくりしている状態で全く型も覚えられず大変でした。上のお姉ちゃんは一年生でしたが、下の子がまだ年中だったので、早すぎたかなぁと
思いましたが、師範がとても根気強く、時には厳しく指導してくださいました。上のお姉ちゃんは性格がとてもおとなしく、大きな声をだすことも苦手でした。
押忍と言う事にも慣れず、しばらくは、家に居ても押忍と言う様になってしまい笑ってしまった事がつい最近のような気がします。気がつけばもう下の子も小学生になってしまいました。
おかげさまで二人共あいさつだけは、先生やお友達のお母さん方から誉められるようになりました。師範にご指導頂き一年くらい経った頃から二人の中にも変化が
訪れました。それは全関東に出場して、二人共一回戦負けをしてからでした。まだ白帯でしたがこれも経験と出してみる事にしたのですが、とても悔しがり泣いていました。
私自身こんなに二人共悔し涙を流しているのは初めて見ましたが、なんだか妙に感動したのを覚えています。うれしい時には思い切り喜んで、悔しいときには思い切り泣く、
そんな子供たちの姿は今時の子には当たり前のようなことが失われている気がしていたのかもしれません。今度は喜びの笑顔で帰りたいと二人共その日をきっかけに、
練習日を増やしまた頑張り始めました。しかし時には、くじけそうな時が何度もありました。やはり子供ですから波があり、一生懸命頑張る時、ダラダラ身にならないとき、
遊びに夢中で帰ってこないとき、いろいろと大変でした。子供達は、試合に勝つためだけではなく、強くなりたい、型がもっと上手くなりたいと努力しなければいけない
ことだらけでした。子供だけではなく、親も送り迎えをしたり家族で頑張らなければいけないと家族が一団となったような気がします。くじけそうな時、師範やウルリカ先生、
稲冨先輩方に相談すると、とても親身に考えてくださり心強かったです。今は昔と違い他人に叱られたり、注意されることも少なくなってしまったので、師範に厳しく指導して
いただくことも、信頼と愛情あってからこそと思っています。最初の頃は、師範をとても恐がっていましたが、世の中はもっと怖く厳しいので、子供たちも自分達のためを思って
温かく見守っているからこそだと理解してくれたようです。
こんな世の中だからこそ、師範や温かい仲間に恵まれ、本当に入門させてよかったと、しみじみ思っています。早いもので、二年以上経ちましたが、ただ強くなるだけではなく、
我慢すること、年下や弱いものにはやさしくすること、いろいろな面で少しずつ成長が見られ、とてもうれしく思っています。もう一つ感心させられることは、どんなに眠くても
疲れていても、空手に行くと決めた日は、必ず行くという事に関しては、親もびっくりさせられます。親がいくらやらせたがっても、子供自身がやる気になってくれないと何の意味もないからです。
私も時には疲れて休んでしまおうと思う時があるのですが、子供たちから空手行くよと言われると、私も頑張らないとと、子供に元気をもらっています。空手を通じて、私も子供から教えられることがたくさんありました。
子供が何かに向けて一生懸命になる姿は、本当に輝いていると思います。その中でも武道はやはり色々な面で子供の成長に役立ち、素晴らしいと思いました。
今、野球やサッカーなど色々なスポーツがありますが、極真をやっていて良かったと思っています。子供たちもこれからも決して稽古は楽ではありませんが、がんばってくれる事と思っています。
私自身努力と忍耐という言葉は大嫌いですが、空手を通じ成長と共に備わってくれると信じています。子供達が本当に日々大きく心も広く成長していってくれてる事をご指導していただいている皆様に感謝しております。
いい汗をかいて、明日に未来にがんばる、素晴らしいスポーツだと思っています。これからも子供達を応援して行きたいと思います。
押忍!!
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